FRPオス型製作 品質レベルについて 各種木型、FRP成形型は三重県伊勢市の有限会社シンカイ
なぜFRPメス型(本型)製作のためにオス型の品質レベルを上げる必要性があるのか?
メス型(本型)の形状はオス型製作の品質レベルで決まる
「メス型を使用するのに、なぜオス型の研磨品質を上げなければならない?」
「オス型研磨にかかる工数をメス型研磨にかけることで、よりメス型の品質レベルを向上させることができるのでは?」
一見、この考え方は正しいように思えますが実際の所は違います。むしろオス型製作の工数を減らしオス型の研磨品質レベルを下げることは、最終的にメス型の品質低下にも直結してしまいます。
オス型とメス型は表裏一体です。オス型の形状そのものが脱型後のメス型形状として仕上がります。
「オス型で仕上げきれなかった形状はメス型で修正すれば良いのでは?」…
メス型で形状修正をすることはメス型(本型)本来の機能性を失う
オス型、メス型双方に置いて修正をすることは型の強度低下につながります。オス型は脱型後、廃却処分とする場合がほとんどのため型強度が低下しても特に大きな問題はありませんが、メス型の型強度低下はメス型本来の機能性を失うことになります。
メス型(本型)を製作する目的は『量産』です。いかに1型で多くの製品を製作できるか?が重要視されます。そのためメス型では品質だけでなく『型強度』に関しても担保しなければなりません。型が弱いと生産量の低下だけでなく型脱型後の製品修正工数も多く取られることになり、生産効率・作業性共に悪影響を及ぼします。
よって弊社では、メス型製作での形状修正等による型強度低下を可能な限り避けるため、オス型の品質レベル向上に徹底的にこだわったオス型製作を行っております。